2011年を振りかえって

何で2012年も半ばになって去年を振りかえるのかという突っ込みはナシの方向でwなんとなく振り返ってみたくなっただけだからw

 

インターネットと現実社会の交差点という僕の好きな論点からいうと一番印象的だったのは夏ごろに行われたフジテレビ抗議デモ。確か最大で2000人超でしたっけ?この数字を聞いたとき、すごく衝撃を受けると同時に感動したことをよく覚えています。

 

なぜならそれはまさに「名も力も無き一個人がインターネットを介して集まり、行動し、ついには世の中を動かす」という僕の理想郷がほぼ実現していたからなんです。フジデモが最終的に社会を何らかの形で変化させたのかは分かりませんが、インターネットによって意思を共有する人たちが、あれほどの人数が集まることができたということが証明されたことは大きいと思いますね。

 

さらに注目すべきは、そのデモに参加した人たちを見ていくと職業も性別も年齢もバラバラの一般人であること。唯一共通なのはフジテレビへの抗議の意思だけ。老若男女様々な人たちがインターネットを介してあの日お台場に集まったわけなのです。一昔前なら考えられなかったことです。

 

昔なら抗議行動と言えばどこかの団体に属して、そこの代表なり何なりが日時場所主張等を決めて集まる、というスタイルだった、と思います(何分まだ16年ほどしか生きていないものなので…)。一方去年行われたフジデモは団体なんて存在せず、デモを行うに当たって警察などと道路使用許可を交渉する運営者はいたけど大半の参加者はそれを意識していなかったことでしょう(実際僕も参加してみたけどそんなこと考えもしなかった)。そもそも2000人にも及ぶ参加者を全て末端にまで取りまとめることなんて簡単じゃありません。そんなことしていなかったと考えるのが妥当なのではないかと。名付けるなら「ゆるい繋がり」とでも言うべきなんでしょうか。それとも既に社会心理学とかで体系付けられていたりしてwそうなればただの僕の勉強不足です、すみませんw

 

まあとにかく、昔と比べて随分と進歩したものです。これもやっぱり、ネットの発達が他の分野に及ぼした影響の一つですね。

 

そんなこともあってか、今は「インターネットでも民主主義は機能するか?」という命題を考え続けてる日々なのですよ、と。。。