リッピング違法化施行!されたはずだけど・・・
10月1日より違法ダウンロードの刑事罰化並びにコピーガードを外してのリッピングが違法(罰則なし)になったのは記憶に新しいと思います。
ですが、どうも現実世界として何かが変わったという風潮は感じられないもので・・・
例えば先日23日池袋のビックカメラ西口店でぶらぶらしてたら、いろいろと今の時期に置いてたら問題が起こりそうなソフトウェアが相も変わらず置かれてました。。
端の方にあるようつべ&ニコニコダウンロードソフトは、著作権を侵害していない動画を落とすことに使えば別に咎められはしないので、問題はないです。が・・・
DVDFab。これはブルーレイディスクを空のBDに複製したり、ISOイメージファイル化してしまうことが可能なソフト、要するにリッピングソフトです。
http://www.junglejapan.com/products/av/dvdfab/premium/
その右にあるディスク・クローンBD&DVDというソフトもおんなじような機能を持っていることでしょう。
現状、市販されているブルーレイディスクには恐らく全てAACS(Advanced Access Content System)というコピーガードがかかっています。
コピーガードを外すのが違法になったのですから、こういったソフトを売ることは犯罪幇助になったりしないんですかねぇ、と。。
あ、勘違いしないでもらいたいのは僕は今回のDL刑事罰化・リッピング違法化共に反対の立場だった(「だった」と書かなければいけないことに無念さを感じますが・・・)ということです。
しかし法律として施行されてしまったので、単に犯罪を助長するのはいけませんぜという事で指摘しているだけのことで(ちょっとひねくれてたりしますけど)。
まあDL刑事罰化になろうとリッピング違法化されようと、ネットにそこまで触れてない人はそんなこと知らずに今も相変わらず違法行為に勤しんでいるのではないでしょうかねぇ。
同じことは書籍にも言えます。こちらは10月2日紀伊國屋書店新宿本店にて撮った写真です。
うん、いろいろとアウトなものがあるんじゃないかなぁと。
一年前の9月でしたっけね。確か講談社本社でMIAUのセミナーがあったんですよ。これこれ。
http://miau.jp/1316958064.phtml
タイトルはズバリ「違法ダウンロード刑事罰化を考える」。
・・・当時水面下で刑事罰化に向けて音楽業界がロビー活動に勤しんでいるとの情報がありましたからね。まさか1年で可決成立スピード施行とはほんと、思ってませんでしたけど。
いやあ、なんというスピードなんでしょう。こんな法案ばっかりあっという間に成立するもんですねぇ。
まあ政治への恨み辛みは置いといて、この時僕がiP!という有名な雑誌を持って行って津田さんに聞いたわけです、「DL刑事罰化が成立するとこのような違法ダウンロードの方法をおしえている雑誌はどうなるのですか」、と。
答えは「当然、幇助罪に問われます」でしたけどね。。。
にもかかわらずDL雑誌もリッピングソフトも放置、これが現実とネットの乖離というものなんだなぁと実感している昨今です。