美術・芸術というもの
今回は単なる恨みつらみに聞こえてしまうかもしれませんのでちょっと注意を(^_^;)
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芸術・・・僕は残念ながらそれが苦手なもの。なぜかって?いいでしょう、少し長くなるけど話します。ただの思い出話です。
中学校での美術の時間で、版画を掘ることになり、
僕は蒸気機関車の絵を描くことに決めました。
が、進行が遅い遅い。天性の芸術性の無さです。
結局版画に割り当てられた授業数をすべて使い、放課後も残ってや
ることになりました。
しかし、それだけに完成した時の嬉しさは計り知れなかったです。お世辞にも上手いとは言いがたかったかもしれませんが、丹念を込めて製作した版画は宝物といっていいほどでした。
よかったはずです。ここまでだとただの良い話で終わりなのですが、問題はここからです。
僕の席の前にある女子がいました。
その子は版画の時間が始まってから2~3時間でパンダの版画を仕
上げてしまい、後の残った時間は課題やら読書やら。
(実際その女生徒は課題がやりきれずに学校にくることが多かったので残りの美術の時間はほとんどが宿題に追われていました。成績もあまり良くはなかったと思う・・・って、こんな事は言ってはいけませんねw学歴差別は大嫌いです。)
で、そんな彼女を尻目に僕は一生懸命版画を作って完成させたのですが、その後学校のとある広場に飾られた版画たちを見て唖然としました。
あれほど頑張って作った僕の絵が掲載されなくて、
たった数時間で仕上げた女生徒の版画が掲載されていた。
僕が芸術という感覚に左右される代物を見限った瞬間です。
短絡的すぎると思うかもしれません。実際僕もそう思うことが何度
もあります。
しかし、これだけは経験上にも何にも覆されたことがないのです。
雇用も不安定な現代、持つべきものは職、技術だといわれています
。芸術性も然り。
つまり、凡庸な「一般人」が切り捨てられる時代になりつつあると
思うのです。
最も職人だけになると消費者との間をつなぐ存在がなくなってしま
うので、少しは残るかもしれませんが。
しかし電子書籍の自費出版などの例を見ても分かる通り、だんだんとその「誰でも出来る」仕事が少なくなってきていることを感じざるを得ません。
自分の得意分野を仕事にするしかないのでしょうか。じゃあ、得意なことがない人はどうなる・・・?
僕の最近の不安要素はこれなのです。。。
はあ、将来僕はどうなるんでしょうかねぇ・・・